人気YouTuberのヒカルさんが「収入が全盛期の5分の1に減少している」と明かしたことが話題となっています。
そんな中、ヒカルさんは自身のXで、財務省解体デモを取り上げた動画を含む政治的な動画2本を自主的に削除したことを報告し、話題になっています。
この記事では、ヒカルさんの収入減少と財務省関連コンテンツとの関連性について考察していきます。
ヒカルが収入減少を報告!

ヒカルさんは3月15日までに公開されたはじめしゃちょーさんとのトーク企画の中で、驚くべき事実を明かしました。
ユーチューバー・はじめしゃちょーとのトーク企画。そこで「YouTubeの広告収益」の話題になると、ヒカルは「俺、全盛期から比べたら広告収益5分の1とかですよ」とぶっちゃける。
出典元:スポニチ
「全盛期から比べたら広告収益5分の1とか」と述べ、「これだけじゃ、本当に食っていけない」と率直な懸念を示しています。
一方で、はじめしゃちょーさんの収益は自身の「5倍くらいある」とも語っており、YouTuber間でも収益格差が広がっていることが窺えます。
では、収益減少の理由として考えられる要因を整理してみましょう。
YouTubeの広告単価の低下
YouTubeの収益は、広告単価(CPM)によって左右されます。
近年、広告主の予算削減や経済状況の変化により、広告単価が下がる傾向にあります。
特に、視聴者の興味を引きにくいジャンルの動画では、広告単価の影響を大きく受けることがあります。
YouTubeのアルゴリズム変更
YouTubeは定期的にアルゴリズムを変更し、広告の表示頻度や推奨動画の仕組みを調整しています。
政治的な話題を扱う動画は、広告主にとってリスクが高いとみなされることがあり、収益化が制限される場合があります。
視聴者の変化とコンテンツの方向性
ヒカルさんは近年、エンタメ系の動画から政治的なテーマを扱う動画へとシフトしていました。
これにより、一部の視聴者が離れたり、広告のマッチングが悪化した可能性も考えられます。
政治動画削除と収益減少の関連性は?

ヒカルさんが3月14日にX(旧Twitter)で「コメ欄が見るに耐えなくて政治系の動画を2本とも消した」と報告しました。
ヒカルさんは2月23日にYouTubeチャンネルで政治系の話題を取り上げるようになっていた。
一方、14日にXで「コメ欄が見るに耐えなくて政治系の動画を2本とも消した」と報告。また、「楽しくない チャンネルに悪影響を及ぼすと判断した」と理由を説明した。
出典元:Jキャストニュース
これらは財務省解体デモを取り上げた内容や移民問題を扱った動画だったとされています。
「チャンネルに悪影響を及ぼすと判断した」という発言からは、政治的コンテンツが収益に何らかの影響を与えていた可能性が考えられます。
では、この政治動画削除と収益減少には関連があるのでしょうか?
広告主の忌避
政治的な内容を扱う動画は、内容によっては広告主が広告掲載を敬遠する傾向があります。
特に、財務省解体デモや移民問題といったセンシティブなテーマは、企業ブランドのイメージに影響を与える可能性があるため、広告が付きにくくなることがあります。
② YouTubeの収益化制限
YouTubeの広告収益は、広告単価や動画の視聴回数、視聴者の属性など、様々な要因によって変動します。
そしてYouTubeは、過激な政治的主張を含む動画に対して広告収益を制限するケースがあります。
ヒカルさんの動画がどのような基準で制限を受けたかは不明ですが、政治的なコンテンツが影響した可能性は否定できません。
実際、YouTubeのポリシーでは「広告主にとって安全な」コンテンツが優遇される仕組みとなっており、政治的な主張が強い動画は「広告主にとって安全ではない」とみなされることがあります。
視聴者の反応とチャンネル評価の低下
政治的なテーマを扱うことで、賛否両論の議論が起こりやすくなります。
ヒカルさん自身も「コメント欄が見るに耐えない」と発言しており、視聴者のネガティブな反応が増えたことで、チャンネル全体の評価に影響を与えた可能性があります。
また、次のポストでは「あと今後取り上げる際はニセコの動画のように当事者の人に聞くみたいな感じにします」と方向性を定めるとし、「しばらく休んで頭を冷やします」と明かしていた。
出典元:JCASTニュース
ヒカルさんが動画削除の理由として挙げているように、政治的なテーマはコメント欄が荒れやすく、チャンネル全体の雰囲気を悪化させる可能性があります。
また、政治的なテーマに関心のない視聴者が離れてしまうことで、全体の視聴回数が減少する可能性も否定できません。
今後のヒカルの戦略は?

ヒカルさんは、動画削除の発表と同時に、今後については「当事者へのインタビュー動画などをアップする予定」としています。
「これからは自分のやりたいことを発信する」と語っており、政治的なテーマからは距離を置く方針のようです。
今後は再びエンタメ系の動画や、より広告に適したコンテンツへと回帰する可能性が高いでしょう。
また、YouTubeの広告収益以外の収入源として、企業案件やグッズ販売、メンバーシップなどの多様なマネタイズ方法を模索する可能性も考えられます。
ヒカルの収入減少の理由は政治動画削除?財務省デモとの関連を考察のまとめ

ヒカルさんのYouTube広告収益の激減と政治動画の削除という二つの出来事には、間接的な要因が絡み合っている可能性が高いと言えるでしょう。
政治的な動画の内容や視聴者の反応が広告収益に直接的な影響を与えた可能性、コメント欄の荒れがチャンネルの健全性を損ない、結果的に収益に影響した可能性など、様々な側面から考察することができます。
特に、広告主が敬遠するジャンルのコンテンツを扱ったことで、収益に影響を及ぼした可能性は高いかもしれません。
もちろん、YouTube全体の広告収益の低下傾向や、プラットフォームのアルゴリズム変更など、ヒカルさん個人の要因以外の外部環境も影響している可能性も考慮に入れる必要があります。
今後、ヒカルさんがどのようなコンテンツを発信していくのか、そしてそれが彼の収入にどのような影響を与えるのか、注目していく必要がありそうです。
コメント